無印良品は、先人の知恵や地域の伝統文化に学び、衣・食・住の生活の基本となる商品を、時代の変化に合わせて丁寧につくり続けてきました。そして、このアイテム群の中から、衣料品のものづくりに焦点を当て、定番とはなんだろうと改めて考えました。

気がついたら、なんども着ている服とはなんだろう？いつでも、どこでも、誰にでも使える、生活の基本となる服とはなんだろう？

身につけていると気持ちがよく、楽しく、自信が持てる服こそ、自分の基本的なスタイルであり、毎日に必要な服ではないでしょうか。シャツにチノパン、Tシャツやジーンズのように、着やすくて機能的で実用的、さらに組み合わせも自在な服が、日常の服、きほんの服といえるのではないでしょうか。

本展を通して無印良品の考える「服のきほん」を体感することが、くらしの中で最も身近な服に目を向け、ものづくりの背景を知り、愛着をもって服を選んでいただくきっかけになれば幸いです。

ATELIER MUJI