MUJI BOOKS
『人と物』特別展 宮脇綾子

MUJI BOOKSは「ずっといい言葉と。」をコンセプトに、本のある暮らしを提案してきました。私たちにとっての本とは、内容であると同時に、ものとして空間に立ち上がる「紙の本」です。それは、デジタル画面の中で瞬く間に消えてしまう情報とは違い、立体的かつ複合的に、くらしの中で時間を重ねてゆくものです。
2015年、無印良品の商品に寄り添う形で約3万冊を選書した本売場を無印良品キャナルシティ博多に設置したことから始まりました。 店舗が増えていく中で選ぶだけでなく、つくることも必要と考え、2017年には文庫本〈人と物〉シリーズを刊行しました。
〈人と物〉シリーズは、作家も詩人も映画監督もひとりの生活者であるという視点から、愛用品やくらしの風景とともに随筆や図像作品を1人1冊仕立てで編集する文庫本シリーズです。造本では、カバーをなくし、帯を商品タグに見立て、帯の端材を活用してしおりにするなど、本をプロダクトとして意識しながら、無印良品のものづくりの考え方を反映するようにしています。
刊行から24作目を迎えた今年、〈人と物〉シリーズでは初となるくらしの形見の展示を行います。宮脇綾子さんのくらしや創作の気配が感じられる、日記や大切にしていた道具などを特別に展示いたします。
〈人と物〉シリーズは人と物と言葉に出会う本です。名前だけの、まるで名刺を渡されたかのようなこの本たちが、本との偶然の出会いを生み、「紙の本」の面白さをあらためて発見するきっかけになることを願います。
MUJI BOOKS
時間
11:00 – 21:00
- 営業時間・休館は、店舗に準じます。
クレジット
- 主催
- 株式会社良品計画
- 協力
- 宮脇誠、株式会社EDITHON

宮脇綾子
アプリケ作家(1905~1995)
東京生まれ。1927年、洋画家・宮脇晴と結婚し、名古屋で暮らし始める。終戦後、三児の母として家事や育児をするかたわら、アプリケの制作を開始する。材料の多くは、お古の端布。野菜や魚や植物など、日常のモチーフをじっくりと見つめ、生命観にあふれるファブリック・アートを生み出した。著作に、エッセイ集『私の創作アップリケ』。19年間にわたって創作しつづけた『はりえ日記』など。2020年にはフランス・パリのギメ東洋美術館に作品2点が収蔵された。
関連情報

人と物 23 宮脇綾子
定価|税込550円(本体500円)
発行|株式会社良品計画
MUJI BOOKS
少しの言葉で、モノ本来のすがたを伝えてきた無印良品は、生まれたときから「素」となる言葉を大事にしてきました。 古今東西から長く読み継がれてきた本をあつめて、MUJIBOOKSでは「ずっといい言葉」とともに本のあるくらしを提案します。
