無印良品のきほん服 展
<そのままの色・いただく色 編>

花や葉、動物、土。
自然のなかにある色は、どれも人がつくることのできない、生まれながらの色です。
人は古くから、その色に驚き、心を動かされ、ときには写し取り、組み合わせながら暮らしの中に取り入れてきました。
無印良品は1980年代にウール製品をつくり始めたとき、素材として手に入る原毛をそのまま集めました。羊の種類によって異なる白や茶の原毛は、「まんまの色」のセーターとなり、素材そのものが持つ豊かな色彩を教えてくれました。
その原点から40年以上を経た今、無印良品は「まんまの色」の思想をさらに深め、色そのものへの眼差しを広げています。
本展では、自然のなかで生まれた色が人の知恵や技術と出会い、やがて衣服へと姿を変えていく営みを見つめます。
色をたどること、それは自然と人との関わりをたどることでもあります。
色の向こう側にある自然の営みや人の創意工夫に思いを巡らせる。
そして、見慣れた一着の色が、少し違って見えますように。
ATELIER MUJI
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「モノの言葉」を聴く
色とは、素材という物質が語る「言語」です。
かつて無印良品が掲げた「まんまの色」は、素地を愛おしむ美学と、その奥深い魅力を教えてくれました。けれど色に向き合う私は、さらに問いを深めています。人間にとっての色彩とは、一切の着色を拒んだ素地だけなのだろうか、と。
太古の壁画から伝統染織に至るまで、人は「自然の色」と「原毛や麻の素地」を重ね、対話するように豊かな色彩を生み出してきました。
今回試みたのは、野性味あふれる琉球藍の青、気品ある蘇芳の赤、生薬残さである黄檗(おうばく)の黄色という、自然から抽出した「三原色」による色づくりです。たった三つの色と原毛を掛け合わせることにより、無限の色彩が立ち現れます。このシンプルで豊かな調和こそ、無印良品が目指す色彩の原点と考えます。
「まんまの色」とは、無染色のことだけを指すのではなく、素材に向き合い、自然に学び、その背後にある物語を偽らずに手渡していくこと。この探求から生まれた色彩が、皆様の心地よい暮らしへ届きますように。
須藤玲子(テキスタイルデザイナー、無印良品アドバイザリーボード)

時間
11:00 – 21:00
- 営業時間・休館は、店舗に準じます。
- 会期や時間などの予定変更、またはイベント等によって展示品の一部がご覧いただけない日時が発生する場合がございます。
- 本展覧会中は、イベントの開催を予定しています。 詳細やお申し込みについてはATELIER MUJI公式ウェブサイトやSNSで随時お知らせ致します。
クレジット
- 主催
- 株式会社良品計画
- 協力
- 須藤玲子
- 会場デザイン
- TAKT PROJECT Inc.
- グラフィックデザイン
- SHIMA ART&DESIGN STUDIO
- 展示品制作
- 小野 栞、関恵理子、東京造形大学
- 映像
- 尾原深水
- 取材協力
- 金井工芸、日野製薬株式会社
- 展示品協力
- 榎本寿紀、金井工芸、後藤大樹、高須賀活良、時田早苗、豊海健太、日野製薬株式会社、村山耕二 + AGC Inc.
- 施工
- HIGURE17-15cas
イベント

coming soon
関連情報

「無印良品のきほん服 ~色って?~」
無印良品が向き合い、考え、問うことを繰り返してきた「色ばなし」を冊子にまとめました。無印良品にとって色とはどんな存在なのか。自然から学び、かたちにしていった色づくりの製作プロセスをご紹介。
※展覧会、一部店舗にて配布いたします。
巡回情報
2024
【東京】無印良品 銀座 ATELIER MUJI GINZA
2024年9月6日(金) ー 9月23日(月)
https://atelier.muji.com/jp-ja/exhibition/240906/
2025
―大地とオーガニックコットン―
【大阪】無印良品 グランフロント大阪 Open MUJI
2025年4月10日(木) ー 4月30日(水)
https://atelier.muji.com/jp-ja/exhibition/250410_osk/
2026
―大地とオーガニックコットン―
【バンコク】無印良品 Central World ATELIER MUJI BANGKOK
2026年2月27日(金)ー 6月7日(日)
https://atelier.muji.com/jp-ja/exhibition/260227/
2026
【東京】無印良品 銀座 ATELIER MUJI GINZA
2026年11月28日(土)- 2027年1月11日(月・祝)
https://atelier.muji.com/jp-ja/exhibition/261128/
ATELIER MUJI GINZA
ATELIER MUJIは、グラフィックデザイナーであり無印良品のアートディレクターであった田中一光氏により命名されました。「ここは暮らしの原点に立ち返り、未来へ進むヒントを見つける工房です。」という言葉のもと運営しています。
未来を見据えたこの活動は、良品計画が考える文化の交差点として、アートやデザインなど様々なテーマから企画やイベントを開催しています。
