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開催終了【動画公開中】
ワークショップ「折形で包む贈り物」
『半紙で折る 手紙包み』 

ワークショップ 『半紙で折る 手紙包み』

ATELIER MUJI GINZAをオンラインでもお楽しみいただける、配信型ワークショップ。
Gallery2『かたちときもち 吉の毎日』展では、心を形に託す日本の伝統的な様式を現在の暮らしにデザインとして楽しむ取り組みをご紹介いたしました。
本展から、企画協力をいただいた折形デザイン研究所のご協力をいただき、半紙2枚で作る「手紙包み」をお届けします。
贈る物のかたちや用途によって変わる結びやその意味を学びながら、母の日の贈り物を折形で包み結ぶこちらのワークショップ。
みなさんの気持ちを手紙にこめて、ぜひお母様に贈ってみてはいかがでしょうか。
今回は半紙でのご紹介ですが、少し変形となりますがA4サイズの紙でも対応可能です。

『半紙で折る 手紙包み』

◎半紙を二枚用意する。
西洋の手紙様式では、同じ紙(共紙)の封筒と便箋をセットで使うのが正式とされています。
同様に、この手紙包みでも、半紙を二枚用意して折っていきます。

◎幾何学に基づくかたち
紙を折るということは、線対称をつくっていくこと。つまりすべての基礎に幾何学があるといえます。この手紙包みは、紙の矩形を辿れば、自然と折り上がるデザインです。
紙の矩形が仕上がりを誘導していく、合理性とうつくしさを備えた包みです。
半紙1枚目は、外包み(封筒)を折り、半紙2枚目で、内包み(便箋)を折ります。



 1. 半紙を用意し、縦位置に裏面が上になるように置く。
2. 右辺の中心にだけ目印がつくように折る。
3. 左下の角を2の目印に合わせて折り上げる。
4. 折り線の輪が左になるように垂直に置き直す。
5. 斜めの線と2の中心に合わせて下角を折り上げる。
6. 5の底辺にあわせて上角を折り下げる。
7. 左下の斜辺を合わせて、右を折る。
8. 裏に返して、角に沿ってあまりの部分を折る。
9. 内包み(便箋)は、半紙を横位置に置き、紙の表面が外側に、輪が下になるように折り畳んでいく。注1
10. 一度開いて、折り畳んだ手紙を入れる。
11. 天から先に、包みを折り戻す。注2
12. 地を折り戻す。注3
13. 右前になるように折り戻す。注4
14. 8の角を裏の部分(三角のポケット状)に納めて、留める。
15. できあがり。

注1:開口部が上になることで「吉」になります
注2~3:折り上がることで「吉」になります
注4:右前が「吉」の基本です

講師|折形デザイン研究所 / 山口信博+山口美登利+西村優子