Found MUJI 探す無印良品 2022年9月9日(金)ー11月27日(日)
Found MUJIは、「つくる」ではなく「探す、見つけ出す」無印良品です。これまで30を超える国や地域を旅し、その土地々々の文化や習慣が色濃く反映された日用品を探してきました。地域特有の食材を使った料理、その料理をつくるための道具、その土地で取れた植物で染められた服など、どれも日常の生活そのものなのです。私たちが日常当たり前にしていることや何も意識しないまま使っているものは、異なる土地の人から見れば新鮮に映ることがあります。一方で、遠く離れた地で私たちの風習に近い事物に触れることも、またあります。真新しい心持ちで改めて周りをみてみましょう。
Found MUJIでは、「探す、見つけ出す」ときに大切にしている言葉があります。
簡素が豪華に引け目を感ずることなく、その簡素の中に秘めた知性なり感性なりがむしろ誇りに思える世界、そういった価値体系を拡めることができれば、少ない資源で生活を豊かにすることができる。
© Ikko Tanaka / distributed by DNPartcom
何か新しいものを初めて見つけることではなく、古いもの、古くから知られていたもの、あるいは誰の目にもふれていたが見逃されていたものを新しいもののように見出すことが、真に独創的なことである。
今回、無印良品銀座の 店内様々な場所で、Found MUJIが探してきたアイテムを販売いたします。
館内をあちこち巡り、あなたにとってのFound MUJIを探してみませんか。
Found MUJI とは
永く、すたれることなく生かされてきた日用品を、世界中から探し出し、それを生活や文化、習慣の変化に合わせて少しだけ改良し、適正な価格で再生する。 良いものを探す目を磨き、そのもののエッセンスを残しつつ、それらを現代の生活に合わせて仕立て直していく活動です。
Official Website
〜 Floor information 〜
○ B1F | 『Local dishes』
○ 1F | 『Local drinks』
○ 2F | 『インドの手織り』ー伝統や知恵が生むものたち
○ 3F | 『身体を整える』 『奈良の靴下』 『Box』
○ 4F | 『My Found MUJI TOKYO』 『常滑』ー日本でつくられ、使われてきたもの
○ 5F | 『インドの布』 『天然素材のかご』
○ 6F | 『探す無印良品 これから』
B1F| 『Local dishes』
1F | 『Local drinks』
B1F「MUJI Diner」では、Found MUJI が様々な国を旅をしてきた中で出会った家庭料理を再現、またはアレンジした限定メニューをご用意。
【第一弾】中国の料理
上海のMUJI Dinerのシェフに聞いた思い出の料理「トンポウロウ」「蟹味噌豆腐煮込み」「ミニトマト砂糖水漬け」「春雨サラダ」。それに、トマトと胡瓜の卵スープとご飯です。
【第二弾】インドの料理「ターリー」
いくつかの料理を大皿にまとめて提供するいわばインドの「ターリー」。
今回は、無印良品で販売しているカレーをアレンジ、香り高いインド版カレー定食をお届けします。」
開催期間
①中国の料理:9/9(金)- 10/10(月祝)
②インドの料理:10/11(火)- 11/6(日)
③リトアニアの料理:11/7(月)- 11/27(日)
1F「ジューススタンド」では、旅先で出会ったその土地の飲み物をご提案。
【第一弾】中国「ロンガンサイダー」。食感を感じられるようライチにも似た果実を粗めにカット。味付けはミントとシロップで。
開催期間
①中国の飲み物:9/9(金)- 10/10(月祝)
②インドの飲み物:10/11(火)- 11/6(日)
③リトアニアの飲み物:11/7(月)- 11/27(日)
2F| 『インドの手織り』 ー伝統や知恵が生むものたち
『インドの手織り』ー伝統や知恵が生むものたち
インドの伝統的な手織りの布から作られた、シャツやストールにフォーカスし、そこに込められた古くから伝わる知恵から、わたしたちは多くのことを学べそうです。
手紡ぎの糸の自然なムラ、そしてその不規則で不均一な太さの糸を手で織りあげるので太さや色の濃さの違う糸が混ざり、段々模様(スラブ)に見えたり、縦や横のラインで色差があるものがあります。
このように布に残る手仕事の痕跡や紡ぐ人や織る人の手加減で、同じ種類や色であっても仕上がりには個体差が生じ、素朴でありながら1つ1つが異なる自然な表情を持った魅力的なものたちができあがります。
開催期間
9/9(金)- 10/4(火)
3F | 『身体を整える』 『奈良の靴下』 『Box』
先人から続く心身の健康維持や体の手入れに関する知恵をヒントに、今の生活にも取り入れやすい習慣とそれにまつわる道具を紹介します。
【つばき油】伊豆大島に太古から自生するつばきの種から製造。昔から食用や髪や頭皮、肌の手入れなど全身に使うことができます。
【石鹸】日本に昔からある植物、「よもぎ」「どくだみ」「柿渋・茶葉」の保湿成分を配合した全身洗浄、洗濯などオールマイティに使用できる石鹸。
【つげ櫛】江戸時代から作られるつげ櫛。鹿児島で栽培される薩摩つげを材料に、櫛の産地・大阪貝塚市で作られています。かたさとねばりのバランス、頭皮への優しい使用感など日用品として頼もしい道具です。
開催期間
9/9(金)- 10/6(木)
日本の靴下産地、奈良県磯城郡。明治時代に農業の副業として靴下を編み始めたのが始まり。当時はかかとに合わせて90度だった靴下のかかとは、量産化とともに120度へ変化。靴下誕生の原点から履き心地を見直し、直角に編み立てた「直角靴下」をお届けします。
開催期間
9/16(金)- 11/27(日)
主に業務用として特定の用途のために機能を備えて考えられた箱も、視点を変え、アイデア次第で家の中やオフィスでも素敵に、かつ機能的に役立つ可能性があります。
今回はフランスの公的機関や公立の図書館等で公文書を保管するために使われているファイルボックス『コシャー箱』と、工場などで部品や資材を整理したり運ぶのに使われている『ポリプロピレン通函』にフォーカス、アレンジや使い方の提案をします。
開催期間
9/9(金)- 10/6(木)
4F | 『My Found MUJI TOKYO』 『常滑』 -日本でつくられ、使われてきたもの
東京都内にある無印良品で働くショップスタッフに、「東京」をテーマに、” あなたにとってのFound MUJIを見つけてください” という投げかけを行い集めたものたちです。
開催期間
9/9(金)- 10/30(日)
中世から現在まで生産が続く日本六古窯の1 つ、赤褐色が特徴の愛知県の「常滑焼」にフォーカス。常滑で焼き物に使用する土は、約1000 万年前に沈んだ東海湖に堆積した良質で豊富な粘土。鉄分を多く含み、低音でも焼き締まりやすい、施釉をしなくても水が滲みにくい漏れにくいなどの性質があります。
今回は、「土づくり」「成型」「焼成」の3つの工程に焦点をあて、かつ新たに実験的な要素も加え常滑のものづくりを紹介します。
開催期間
9/9(金)-11/27(日)
5F | 『インドの布』 『天然素材のかご』
インドでは昔から前出の手織の布にはじまり、プリントや刺繍、刺し子と日常で多様な布が作られています。衣服としてまとったり、テーブルクロスやカーテン、荷物を包むなど、インドで作られ使われる豊かな布の風景をご提案します。
開催期間
9/9(金)- 10/6(木)
世界中で太古から作られてきた人間の道具、天然素材で編まれたかごやバスケット。運ぶ、保存する、整理するといった機能性と、自然の素材で作っているからこその一点ずつ異なる表情や経年変化を経る美しい道具。
今回は、竹やアバカ、ティロブなどアジア原産の植物を素材に職人によって編まれたバスケットやかごにフォーカスします。
開催期間
9/9(金)- 10/6(木)
6F | 『探す無印良品 これから』
これまでFound MUJI は世界中の人々の暮らしの細部に入りこみ、よいものを探してきました。
ものが溢れ、作ることそれ自体が問われる時代ではありますが、それでも人の知恵や技術、手から生み出されるものの素晴らしさ、そしてそれを手元に置き、日常の中で使ってみたときに感じるあの豊かさもまた、わたしたちに必要な、大切なことだと思うのです。
刻々と変化する環境、人々の生活や状況に寄り添いながら、Found MUJIはどのような視線と、活動方法で、これから(未来)を見つめてみなさんに提案をしていくべきか。
そんなテーマのもと、世界のMUJI のスタッフと協働での展示を試みます。
Special Webpage
開催期間
9/23(金)- 11/27(日)