動詞の森 『MUJI IS』を携えて 展 2020年10月16日(金) ― 2021年2月21日(日)

『MUJI IS』を携えて

無印良品は、資本の論理が過剰に先行する消費社会へのアンチテーゼを掲げ、1980年の日本に誕生しました。「無印」という立場から「良品」を示し、生活美学の専門店として「感じ良い暮らし」を目指す地球大の活動は、モノだけでなくコトや人、そして社会的なシステムにもその領域を広げています。それは、小さな苗が木に育ち、やがて木立が森となって大地に広がるように。

本展では、無印良品誕生から40年を迎えた2020年に出版した書籍『MUJI IS 無印良品アーカイブ』と連動し、本書で取り上げた15の動詞とともに商品や活動を紹介します。
この本を携えて、動詞の森を散策してみてください。

引く・省く/いかす/飾らない/学ぶ/問う/受けつぐ/まとめる/整える/寄りそう/気づく/ゆだねる/繰り返す/合わせる/見立てる/試みる

人が生まれてから死ぬまで、常に動詞と共にある暮らしに寄り添い、
深化し続ける無印良品の思想や活動は、
これまでもこれからも、世界中のみなさんと、ともに。

ATELIER MUJI GINZA


ものが生まれるとき、動詞が息づきます

むじるしりょうひん。四文字熟語のような漢字になれていただくことから始まって、EU、アジアの国々など世界のMUJIへと発展した無印良品です。その実態は日々の生活に役立つものたちの集積、それ以上の何ものでもなく、より感じのいい生活の基本を支えることを旨としています。

40品目から始まって 2020年という区切りの年に40回目の誕生日を迎えるにあたり、今や7000余を数える品々の生存理由を点検する作業を始めました。無印良品のアーカイブづくりでもあります。 発売の時系列、商品のカテゴリーによる分類、などアーカイブにはさまざまな整理の方法が考えられますが、私たちはものづくりの動機に密着し、この本の章立てとなる結論を得ました。 無印良品の一品一品がどういう思いでつくられたかを「動詞」で整理することができる。ものの成り立ちに無印ならではの理由があり、その理由は動詞に基づいている。つくる側から使う人への思いやアイデアを動詞で表現すると無印良品の全体像が浮かび上がると考えたのです。

15の動詞に託して、無印良品のありのままのものたちをここにまとめています。一つのものがいくつかの動詞を担っていたり、動詞が導く先によりよい社会への胎動が生まれていることも読みとっていただければうれしく思います。

 

くらしの良品研究所を代表して小池一子
(書籍序文より)

 


書籍『MUJI IS 無印良品アーカイブ』
2020年10月16日(金)より全国46の無印良品店舗及びネットストアにて販売いたします。

イベント情報はこちら
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時間:
10:00 ― 21:00
*現在短縮営業中です。最新の情報は本ウェブサイト、お知らせ欄をご確認ください。
*営業時間・休館は、店舗に準じます。
開催場所:
無印良品 銀座 6F ATELIER MUJI GINZA Gallery2
入場無料
関連イベント:
本展会期中は、各種関連イベントの開催を予定しています。
詳細は決まり次第、本ウェブサイトやSNSで随時お知らせ致します。
*諸般の事情により開催中止または内容が変更になる場合がございます。

 

主催:
無印良品
企画協力:
くらしの良品研究所
空間構成:
トラフ建築設計事務所
グラフィックデザイン:
倉地亜紀子
施工:
東京スタデオ
キュレーション:
鈴木潤子
企画・運営:
株式会社良品計画 生活雑貨部 企画デザイン担当・無印良品 銀座 ATELIER MUJI GINZA