無印良品の企業広告 展 -なにもないがすべてがある-

無印良品は1980年の日本に、消費社会へのアンチテーゼとして生まれました。豪華なもので溢れる経済の隆盛期に、簡素でありながら豪華に引け目を感じず、むしろ簡素であることを誇らしく思えるような暮らしのあり方を提唱するためです。本当に必要なものを、本当に必要なかたちでつくり、「印の無い良い品」として届けながら、「感じ良い暮らしと社会」を実現していく活動は、誕生から45周年を迎える2025年の今も変わりません。
一方で、科学や技術の目覚ましい進歩や、自分たちを取り巻く環境の変化の中で、変わらない思想から生まれる無印良品の活動の領域は、ものから家、サービスへ、さらに地域社会や自然環境へと広がり続けています。
本企画展は、これまでに発表した直近約20年の企業広告を通して無印良品の思想に触れ、社会や暮らしにまつわる新しい発見のきっかけにしていただくための試みです。いずれの企業広告も、理念や事業内容を饒舌にメッセージするものではなく、普遍の幸せや生活の基本を考えるための「問い」を投げかけることを念頭に置いています。感じ良い暮らしと社会のあり方について、思いを巡らせながらご覧ください。
時間
11:00 - 21:00
- 営業時間・休館は、店舗に準じます。
- 会期や時間などの予定変更、またはイベント等によって展示品の一部がご覧いただけない日時が発生する場合がございます。
クレジット
- 主催・企画
- 株式会社良品計画
- 企画協力・空間デザイン・グラフィックデザイン
- 原研哉+株式会社日本デザインセンター原デザイン研究所
- 施工
- HIGURE 17-15 cas
- 運営
- ATELIER MUJI
イベント
詳細やお申し込みについては ATELIER MUJI 公式ウェブサイトや SNS で随時お知らせします。

デザイナー原研哉氏、写真家の上田義彦氏によるトークセッション
これまでに発表した直近約20年の無印良品の企業広告を手がけてきた、株式会社日本デザインセンター代表の原研哉氏と、2005年から数多くのタッグを組んできた、写真家の上田義彦氏のトークセッションです。
開催日時|12月12日(金)19:00-20:30(受付18:30)
会場|無印良品 銀座 6F ATELIER MUJI GINZA
参加費|1,000円 *ワンドリンク付
定員|40名(事前予約制)
登壇者|
上田義彦(写真家)
原研哉(株式会社日本デザインセンター代表取締役社長)ファシリテーター|宮澤高浩(株式会社良品計画 マーケティング部管掌 上席執行役員)
ATELIER MUJI GINZA
ATELIER MUJIは、グラフィックデザイナーであり無印良品のアートディレクターであった田中一光氏により命名され、「ここは暮らしの原点に立ち返り、未来へ進むヒントを見つける工房です。」という言葉のもと運営してきました。
未来を見据えたこの活動は、良品計画が考える文化の交差点として、アートやデザインなど様々なテーマから企画やイベントを開催しています。
