『New Circulation 』展

2024年11月29日(金) ー 2025年1月26日(日)
会場 |ATELIER MUJI GINZA

良品計画は感じ良いくらしと社会を目指して、商品や店舗に使用される資源などを新たな視点で見直し、地域社会と連携しながら新しい取り組みを各地で進めています。無印良品の誕生から40年以上が経ち、先の未来を広い視野で考えるために、これまでのものづくりや活動を振り返り、見つめ直す必要性を常に感じています。10年、50年、100年後、そしてその先へと歩み続ける持続可能な人類の未来を見据えた時、「循環」という考え方が世界全体で必要不可欠な要素になっていると捉えています。

今回ATELIER MUJIでは、物質的な「循環」にとどまらず、私たちが生まれてから地球に刻んできた数々の文化や伝統、知恵などの文脈を大きな資源と見立て、それらの循環に焦点を当てています。本展では、UAE(アラブ首長国連邦)・ドバイ出身の都市研究者Rashid bin Shabib(ラシッド ビン シャビブ)さんとAhmed bin Shabib(アーメッド ビン シャビブ)さんたちによる出版、展覧会、リサーチプロジェクトなど多岐に渡る活動をご紹介します。彼らは生活美学の視点における歴史的および現代的な建築環境からの文脈、つまり文化や伝統、知恵などがもたらす持続可能性を模索しています。

彼らの活動には、拡大を続けるグローバリズムの中でも文化に対する誇りを持ち、フラットな視点でコミュニケーションを続ける姿勢があります。新しい文化を発見し、持続的な視点で自身の文化との支点を見出すこと。この姿勢は、異なる文化を受け入れ、咀嚼しながら解釈するプロセスに基づくもので非常に刺激的です。

本展を通じて、「New Circulation」という視点から循環という考え方をアップデートし、私たちが生きていくために欠かせないそれぞれの土地に根付く知恵から新しい持続可能性を一緒に考えていただけたら幸いです。


ATELIER MUJI

時間

11:00 - 21:00

  • 営業時間・休館は、店舗に準じます。
  • 会期や時間などの予定変更、またはイベント等によって展示品の一部がご覧いただけない日時が発生する場合がございます。

会場

ATELIER MUJI GINZA

〒104-0061 東京都中央区銀座3−3−5 無印良品 銀座 6F
入場無料

クレジット

  • 主催
    • 株式会社良品計画
  • 企画協力
    • Rashid bin Shabib and Ahmed bin Shabib、Brownbook
  • コーディネート
    • 大場千穂
  • 写真・映像
    • 尾原深水
  • グラフィックデザイン
    • SHIMA ART&DESIGN STUDIO
  • イラストレーション
    • Laith Khalifa、Hadiya Al Qasimi
  • 協力
    • 株式会社 虎屋、長友真昭
  • 施工
    • HIGURE 17-15 cas
  • Special Thanks
    • Sheikh Suhail Al Maktoum, His Excellency Shihab Ahmed Al-Faheem, Mohammed Bulhoul, Dr. Saeed Mubarak Kharbash Al Marri, Rachael D’Souza, Rashed Al Mulla, Mitsuharu Kurokawa, Emi Kitamura, Ahmed Al-Badwawi, Mohammed Alruways, Abdullah Al Kenani, Mohammed Alfalahi, Majed Al Ali, Hadiya Al Qasimi, Manabu Ozawa, Yusaku Imamura, Shamma Al Ketbi, Basil Al Abthan, Julie Anaud, Zahara Anaud, Farsheid Jabarkhyl.

企画協力

Rashid bin Shabib  (ラシッド ビン シャビブ)
Ahmed bin Shabib  (アーメッド ビン シャビブ)

 UAEドバイ出身の双子の都市研究者、オックスフォード大学で都市論を専攻。彼らが主宰する雑誌『Brownbook』は10年以上にわたって中東と北アフリカの都市を調査し、発行部数は100万部を超える。2010年と2018年にアガ・カーン賞建築部門にノミネート。ナショナル・パビリオンUAEのために出版物「Anatomy of Sabkhas」を編集・執筆し、2021年のヴェネチア・ビエンナーレで金獅子賞を受賞。現在はニューヨーク大学、ザイード大学、ボワブシェで講義を行っており、また以前はAAスクールでも教鞭を取っていた。

販売情報

  • 特製『ちぐさかん』

    ちぐさ(千種)とは種類が多い様子を表す古語で、「ちぐさかん」はさまざまな味をお楽しみいただける、ひとくちサイズの羊羹です。世代も国境も越えて、あらゆるお客様に羊羹を楽しんでいただきたいという思いから、伝統的な和菓子の素材に加え、果物やスパイスなども使いおつくりしました。

    本展、展示協力にお迎えしたUAE(アラブ首長国連邦)・ドバイ出身のラシッド ビン シャビブ氏・アーメッド ビン シャビブ氏と和菓子の「とらや」で開発した、中東などでの主要食材の一つである「デーツ」を使用。お二人が主宰する雑誌「Browmbook』のロゴマークを配した限定パッケージでお届けします。

    [販売期間]
    ■第一弾 『デーツ・ピスタチオ・バナナ』
    2024年11月29日(金)- 2025年1月5日(日)

    ■第二弾 『デーツ・レモン・抹茶』
    2025年1月10日(金)- 2025年1月26日(日)

    [価格]*三種の味わいの詰め合わせ、数量限定販売
    ¥2,700(税込)1箱9個入

  • 『郷土玩具らくだ』Camel Follk Toy

    ドバイの伝統衣装を身に纏い、ラクダにのったり、ナツメヤシを見上げたり。
    ドバイの文化と日本各地の伝統的な技法からヒントを得て製作された、グラフィックデザイナーであり玩具作家の長友真昭さんによる、張子の郷土玩具です。

    [価格]*会期中の数量限定販売
    ・ヒトコブラクダ ¥4,389(税込)
    ・ヒト乗りラクダ ¥4,389(税込)
    ・ナツメヤシ   ¥4,389(税込)

    長友真昭
    岡山県在住。グラフィックデザイナー、玩具作家。
    なとも工作舎として、張子・土人形・手捻り人形・豆人形など、郷上玩具に見られる様々な技法で玩具製作を行っている。
    岡山県津山市で 20数年廃絶していた郷土玩具、久米土人形の復元活動を行う。デザイナー・軸原ヨウスケ氏とのユニット、玩具工芸社ではGood Job!センターとの協業で「コッパン人形」や「本かぶり人形」を製作。

  • Coffee & Salon

    会場併設のCoffee & Salonでは、展示協力にお迎えしたシャビブ兄弟と和菓子の「とらや」が開発した特製『ちぐさかん』とチャイのセットを毎日数量限定でご用意。
    チャイは現地ドバイでも親しみのある、伝統的な飲み物。cafe&meal MUJI でもご好評いただいているチャイとあわせて、東洋文化同士のコラボレーションをぜひお楽しみください。

    [価格]*会期中の数量限定販売
    ¥1,600(税込)

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