リサーチ!
プロセスを魅せるデザイン展

生活を取り巻くあまたのものたち。その物が並び売られるテーブルを覗きながら私たちは、好きなもの、美しいもの、便利なものなど、使い手の視点からものを選び生活に採り入れています。でももし、一つ一つのものが、その背景にあるリサーチとプロセスを語りはじめたら? 私たちは何に気づき、生活はどのように変わるのでしょうか?
オランダ、アイントホーフェンにある「デザイン・アカデミー・アイントホーフェン」(DAE)は、従来の「デザイン」の概念を覆す現代的コンセプトと思考方法を育むユニークなプログラムで知られるデザイン教育機関です。これまでのモノづくりの流れに大きな変化をもたらすクリエイターたちを世に送り出し注目を集めています。では、その新しい「デザイン」とはいったいどのようなものなのでしょうか?
本展では、リサーチをかたちにする先駆的な作家として知られる、クリスティン・メンデルツマをはじめ、今、国際的な注目を集める若手、シモン・バジェン・ボテロ、簑島さとみ+ポリン・アグストーニ、DAE出身の3組の作品を通して、新たなデザインの地平線を視覚化します。彼らに共通するのは、現代にさらにものを生み出すことへの根本的な問い、徹底したリサーチ、そしてプロセスそのものまでも作品とする手法です。3組それぞれのリサーチとプロセスで魅せる作品は、私たちの好奇心を「もの」の背景にある物事へと向かわせ、これまでシンプルな「使い手」として見てきた日常的なものの風景や感性、美の意識までを一変させる力 を持っているのではないでしょうか。
ATELIER MUJI





時間
11:00 - 21:00
- 営業時間・休館は、店舗に準じます。
- 会期や時間などの予定変更、またはイベント等によって展示品の一部がご覧いただけない日時が発生する場合がございます。
クレジット
- 主催
- 株式会社良品計画
- 協力
- オランダ王国大使館、デザイン・アカデミー・アイントホーフェン、KANAIKOUGEI
- 後援
- コロンビア共和国大使館
- イラストレーション
- 簑島さとみ
- グラフィックデザイン
- 株式会社SARAVAH design
- 空間構成
- 吉行良平
- 施工
- HIGURE 17-15 cas
- キュレーション
- 田代かおる
ATELIER MUJI GINZA
ATELIER MUJIは、グラフィックデザイナーであり無印良品のアートディレクターであった田中一光氏により命名され、「ここは暮らしの原点に立ち返り、未来へ進むヒントを見つける工房です。」という言葉のもと運営してきました。
未来を見据えたこの活動は、良品計画が考える文化の交差点として、アートやデザインなど様々なテーマから企画やイベントを開催しています。
