Paul Cox

ARTWORKS


510×660×22mm


510×660×22mm

あるバカンスの日、もしくは夢の中。愛する人と手を繋ぎ散歩しています。絵の題は、正面に人物を見るほうが『朝』、もうひとつは『夜』。朝と夜のあいだに何がおこったのかはわかりませんが、1日中、手を離さずに歩き続けたのかもしれません。夜になると二人はイメージの中に溶けていきます。女性の髪と男性のシャツは風景の青と混ざっていきます。そして朝になると、再び出発して広い世界を歩き回るために、イメージから浮かび上がってくるのです。これは、日々の愛への讃歌なのです。

Paul Cox ポール・コックス
1959年パリ生まれ。両親はオランダ出身の音楽家。独学でアートを学んだ。
絵画制作が主だが、絵本、舞台美術、ポスターや広告など、活動は非常に幅広い。
多数の絵本を出版しており、日本語にも訳されている「えのはなし」は、ボローニャ国際児童図書展で受賞。
日本でも、クリエイションギャラリーG8で2度、金沢のBUH、東京のパール・ギャラリーにおいて個展を開催。日本での広告は、ルミネのクリスマス広告、北陸新幹線開業の広告を手がけた。