Vision ものの見方

『アキッレ・カスティリオーニ 自由の探求としてのデザイン』
多木陽介(著)

イタリアを代表するデザイナー、アキッレ・カスティリオーニの思考に迫る本著。
「好奇心がなければデザインなんておやめなさい。」と語るカスティリオーニは、人々のごく当たり前の行動や、ありきたりなものの在り方に対して、まずは批評的視点から観察、分析することから始めよと説きます。
その第一歩が好奇心なのである。
改めてデザインとは何か、地図のように導いてくれる一冊。


アクシス / 300ページ / 単行本 / 150×210mm / 978-4-900–45078-3 / 2007年 / 2,800円(本体)

『ムナーリのことば』
ブルーノ・ムナーリ (著)、 阿部雅世 (翻訳)

世界的グラフィックデザイナー、ブルーノムナーリは、プロダクトデザイナー、美術家、絵本作家、教育者と様々な顔を持つ。
本著はそんな彼が残したことばを集めた一冊です。
詩のような覚え書きから、時には必然と偶然の定理を語ったり。
多様なジャンルを縦横無尽に横断しながらも、物事の真髄を次々と射抜く言葉の数々に、心地よく頭が揺さぶられます。


平凡社 / 単行本 / 135×195mm / 111ページ / 978-4-582-83448-2 / 2009年 / 1,500円(本体)

『田中一光自伝 われらデザインの時代』
田中一光 (著) 

無印良品の発案者のひとりでもあり、日本を代表するグラフィックデザイナー、田中一光による自伝。
氏の生涯を振り返りつつ語られる戦後激動の時代は、様々なデザイン文化が交差した時代。
まるで近代デザイン史をなぞるかのように目まぐるしく進みます。
巻末では、無印良品創業への思いにも触れられ、デザインとは「最良の生活者であること」と語ります。


白水社 / 248ページ / 単行本 / 110×175mm / 978-4-560-07370-8 / 2004年 / 950円(本体)

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