Usability つかい勝手
『FILINGー混沌のマネージメント』
株式会社竹尾 (著)、織咲 誠 (著)、原研哉+日本デザインセンター原デザイン研究所 (著)
TAKEO PAPER SHOW 2004、「HAPTIC」展の展開形「FILING」展をもとに制作された一冊。
本書のFILINGとはいわゆるきれいに整理・整頓することではなく、創造のために「混沌」とどう付き合うか?ということに着目しています。
思考の集積である「混沌」。
そこにある発見を、「一見きれいにする」ことで捨て置くのはもったいない。
ページをめくると、取り出しやすいように「混沌」を傍に置く方法がさまざまなかたちで展開されます。
著名なクリエイターたちの実際のFILINGの数々も、その脳を覗き見るような感覚で必見です。
宣伝会議 / 181ページ / 182x257mm / 978-4-88335-112-2 / 2005年 / 3,500円(本体)
『包 日本の伝統パッケージ、その原点とデザイン』
岡 秀行 (編著)、 目黒区美術館 (編著)
包むという行為は、一体どういったものなのでしょう。
日本のアートディレクター、グラフィックデザイナーの草分け的存在であった故・岡秀行が、全国各地で収集を行った日本の伝統包装の数々。
そこには藁、竹、土、紙などの自然素材からなる美しいかたちだけではなく、「かたち」の奥に呼吸している人間の生活そのもの、つかい勝手の喜びがあらわれています。
本書は、1972年毎日新聞社から刊行された『包』を底本とした、2011年開催「包む:日本の伝統パッケージ」展の図録(目黒区美術館、ビー・エヌ・エヌ新社刊)を書籍化、デザイン史家佐賀一郎(多摩美術大学)による「岡秀行論」を増補した新装再編集版です。
1965年刊行『日本の伝統パッケージ』の英語版、『How to Wrap Five Eggs: Traditional Japanese Packaging』も併せてお楽しみください。
株式会社コンセント / 223ページ / 190x260mm / 978-4-909290-01-4 / 2019年 / 3,200円(本体)
『A Book of Spoons』
Jasper Morrison (著) 、Cornelia Lauf(編)、Nigel Shafran(写真)、Paul Elliman(デザイン)
イギリスのプロダクトデザイナー、ジャスパー・モリソンのコンセプチュアルブック。
彼が旅先で収集した素材も用途も様々な古今東西のあらゆるスプーンが、モノクロームで記録されています。
真にミニマルな「スプーン」というカトラリーが、そのフォルムのみを浮き立たせ、静かに佇む美しい一冊です。
撮影はイギリスを代表するフォトグラファーの一人、ナイジェル・シャフラン。
Imschoot Uitgevers / 90ページ / 150x210mm / 978-9072191854 / 1997年
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