Mingu 民具

『The Hard Life』
JasperMorrison (著)

無印良品とも親交の深い、世界的プロダクトデザイナー、ジャスパー・モリソンによる本著。
氏自身によって丁寧に撮影・解説された、ポルトガルの農村部で使用されていた生活の道具が並びます。
遠い国で生まれたにも関わらずどこか日本の道具とも通じているよう。
土や木、鉄などから、必要に駆られ作られた生活道具の数々は、愛嬌に溢れ図鑑のように美しい一冊。


Lars Müller Publishers / ハードカバー / 305×226mm / 208ページ / 978-3-037-78514-0 / 2017年
※今回ご紹介をする書籍の価格は、古書のため販売店や本の状態により変動しています。

『日本の手道具―失われてゆくひとつの文化』
秋岡芳夫 (著)

工業デザイナーでありながら、大量生産・大量消費社会に疑問を投げかけ「暮らしのためのデザイン」を追求し続けた、秋岡芳夫。
活動は教育分野など多岐に渡り、日本各地の手仕事にまつわる技術文化の伝承に務めた。
「職人がいなくなる時、道具がひとつまたひとつと消えてゆく。」
生活の道具を家でなく企業が作るようになった現代、失われてしまったかつての偉大な職人文化が語られる貴重な記録書です。


創元社 / 単行本 / 212×156mm / 480ページ / 978-4-422-21005-6 / 1977年
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『手仕事の日本』
柳宗悦 (著) 

「手仕事の国」日本、戦時下における工業化の波によって急速に失われる手仕事に警鐘を鳴らしつつ、その手仕事を讃えた本著。
民藝運動の父、柳宗悦が日本各地へ赴き、手仕事を調査・収集した日本民藝案内。
名もなき職人が作る民衆の日用品の美「民藝」、各地の気候や風土に触れつつ、地域固有の美しさを守るために述べられた言葉は、鋭くも情愛に溢れた一冊。
芹沢銈介による小間絵も贅沢です。


講談社学術文庫 / 単行本 / 148×106mm / 256ページ / 978-4-062-92301-9 / 2015年 / 820円(本体)

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