Less is more 少なくて良いもの

『Less and more : the design ethos of Dieter Rams』
ディーター・ラムス展実行委員会(編)

BRAUN社において40年以上にわたり500を超える製品をデザイン・監修してきたドイツのインダストリアルデザイナー、ディーター・ラムス。
本書は2008-2010年にかけて開催された、氏の世界巡回展の日本語版図録です。(日本では2009年府中市美術館開催)
天才デザイナー ディーター・ラムスと、彼を支え、支えられた「BRAUN」社のデザイナーたちにより生み出された数多くのプロダクトの写真やスケッチ、図面、そしてその思想について充実のテキストで紹介した必携の一冊。
不要なときは姿を消し必要なときは傍にいる。そんな製品群のディテールの質が浮かびあがり、
必要不可欠な構成要素がいかに気付かれないものとなっているかへの気付きがあらわれるのではないでしょうか。


サントリーミュージアム[天保山]/ 807ページ / 297×227mm / 978-3-89955-277-5 / 2008年
※書籍の価格は、販売店や本の状態により変動しています。

『Ex-formation』
原研哉(著)

Ex-formation=未知化。
「知らせる」のではなく「いかに知らないかを分からせる」。
「いかに知らないか」を把握できれば、それを知る方法はおのずと見えてくるー
本書はグラフィックデザイナー・原研哉が、この新しいコンセプトに基づいたコミュニケーション・デザインの手法において、主任教授を務める武蔵野美術大学基礎デザイン学科で実践してきた10年間にわたる思考と教育の記録です。
ページをめくるたび現れる「既に知っている」と思っていたものの未知なる姿の連続に、わたしたちは先入観からの解放と、新しいときめきを覚えることでしょう。


平凡社 / 479ページ / 120×160mm / 978-4-582-62063-4 / 2017年 / 3,200円(本体)

『小さきもの、沈黙の中で – Small Things in Silence』
山本昌男 (著)

国内外問わず高い評価を得ている写真家・山本昌男。
本書は氏自身が厳選した代表作94点を収録した、創作活動40年の足跡を捉えた写真集です。
冒頭で氏が語るのは「見過ごされそうな小さな物や些細な出来事を発見した喜び、ボタンの掛け違いのような感覚、思わず入り込んでしまった霞の中で立ち位置を失った瞬間」を「耳打ちするような感覚」「錯覚のような伝え方」で伝える自身の表現の存り方。
大判書籍の余白にたゆたう美しい写真群は、静溢な永遠を携えています。
Libraryでは氏の貴重な他作品として、海外出版社からの『ゑ』、陶芸家・内田鋼一との共作 限定200部の『「川」 FLOW 』もご覧いただけます。


青幻舎 / 129ページ(別冊7ページ) / 245×310mm / 978-4-86152-453-0 / 2014年 / 6,800円(本体)

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