『かたちときもち 吉の毎日』展 2020年3月13日(金) ― 10月11日(日) ※会期延長いたしました


折り、包み、結ぶ。
日本には、簡素な所作で丁寧に心と心を伝えあう、美しい文化があります。
贈答の際の包みと結びの礼法の「折形(おりがた)」は、
現代を生きる私たちの営みの中で日々息づいています。
本展では、その知恵と美意識に育まれ今を生きる、
「かたち」と「きもち」をご紹介します。
特別なことだけでなく、何気ないいつもの暮らしに潤いをもたらす贈りもの。
所作やかたちの意味を知り、自ら考え手を動かすことで、
自然や人とのかかわりを寿ぎ、私たちが未来に手渡すことができる、
ささやかながらかけがえのない生きる力にもなるのではないでしょうか。
それは、吉の毎日。
贈るときも贈られるときも、
互いに相手を想うきもちに真心が宿りますように。
ATELIER MUJI GINZA
折形とは。
物や事にふれたときに生まれる「こころ」の状態が「きもち」。
「こころ」の状態は流動的で、しかも目で見ることができません。
「折形」は、室町時代に贈答の際の包みと結びの礼法として確立されました。
目に見えない「きもち」を型に従った「形」と「物」に託して
伝えようとする日本の美しい習慣です。
「物」の「形」をデザインすることだけが、デザインではありません。
ふるまいという所作や行為も無形ですが、デザインであると
日本人は考えてきました。折形は、現代の暮らしの中にも息づいている
贈答のやりとりの際の行動の美学です。
折形デザイン研究所/山口信博+山口美登利+西村優子
- 時間:
- 10:00 ― 21:00
- 開催場所:
- 無印良品 銀座 6F ATELIER MUJI GINZA Gallery2
- 入場無料
- 主催:
- 無印良品
- 企画協力・グラフィックデザイン:
- 折形デザイン研究所
- 空間構成:
- 山岸綾(サイクル・アーキテクツ)
- 施工:
- HIGURE 17-15 cas
- 企画・運営:
- 株式会社良品計画 生活雑貨部 企画デザイン担当、無印良品 銀座 ATELIER MUJI GINZA




