冬至祭 -むすぶ・めぐる・つなぐ-
[第2部 めぐる] 2011年12月27日(火)ー2012年1月10日(火)

祈りをむすぶクリスマス

厳しい冬を迎えながらも、心あたたまるクリスマス。その原点は、宗教が生まれたはるか昔にありました。暗く閉ざされた季節の中で枯れることのないモミや松は生命のシンボル。人々は、自然と人がむすび合う絆として、森から木々を切り出して家に招き入れ、その木を飾ってご馳走を食べ、お互いの健康を、新しい年の収穫を祈りました。これが、西ヨーロッパを中心に行われてきた生命再生の祝祭「冬至祭」。日本のお正月の風習とも、とてもよく似ています。ATELIER MUJIはその原点を見つめ直します。この星に、自然と人がむすび合う豊かな明日が訪れることを祈って。

クリスマスの原点「冬至祭」に、自然とむすびあう暮らしのヒントを見つけました。
冬至祭は、祖先や自然に対する感謝の祝祭。そして自然と共に生きるための「知恵の暦」でもありました。クリスマスの原点を見つめる第1部から、生命再生の春を寿ぐ第3部まで、ATELIER MUJIは、冬至祭を3部構成で辿ります。

 


季節をめぐる智恵の暦

いよいよ冬の寒さと暗さがクライマックスを迎え、大晦日と新年をまたぐ境目でもあるこの時期は、春の光の再来へと向かう、大きな節目です。いにしえの人々は、古き年を敬いと感謝をもって見送り、太陽の光とあたたかさが次の年にも無事に来るようにと願いました。
ATELIER MUJIは冬至祭第2部「めぐる」を通して、その原点を見つめ直します。

 

ATELIER MUJI

 

時間:
10:00 – 21:00
開催場所:
無印良品 有楽町 2F ATELIER MUJI
入場無料

 

主催:無印良品/共催:多摩美術大学 芸術人類学研究所(IAA)/企画・運営:無印良品 有楽町 ATELIER MUJI/企画協力:鶴岡真弓(多摩美術大学 芸術人類学研究所/芸術学科 教授)中沢新一(明治大学 野生の科学研究所 所長)/編集・構成:眞田岳彦(眞田造形研究所、女子美術大学教授)